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兵庫へヒダの観察へ行く。 |
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対馬は過去に3度行っている。最後に行ったのは22歳だったから、1994年となる。 実に20年ぶりの対馬行である。 当時採集した個体も18年間飼育できたのだが、結局繁殖に完全成功する事が出来なかった。再度対馬に行って、環境を再考したいなぁと考えていた。対馬での産卵期は環境によって1か月程の違いがあるし、水依存度が高い種なので、いつでもある程度見れるけれど、私が行っていた場所では3月が最盛期だ。でも3月の休みってあんまり無いんだよな・・この先また20年ぐらいは、どうせまとまった休みも無いんだし、ここは気合で土日で決行する事にした。 20年前はレンタバイクを借りて、細い林道を精査したもんだけど、土曜がレンタル屋が休みで借りられない・・。対馬の林道は荒れているし、結構細いので車だとスタックすると携帯も通じないし、20年でどう変化してるかも分からないので不安だったけど、まぁ車で見れる場所だけ探す事にする。 結局、20年ぶりに行った対馬は何も変わってない。 地図も持たずに探索したけど、風景が全然変わってないので記憶だけで過去に探したポイントも行く事ができた。 |
適当に車を流して、最初の沢 個体数は多いようには感じないが、だいたいはどこの沢でも生息している。 左上画像は典型的な産卵環境。緩い流れが浅い淵を作り、流れ出す通水の良い場所を好んで産卵する。対馬の石は屋根瓦にも使われるのだが、平たく、薄い。矢印の石も典型的で、この水環境でこの石があって、産卵してない理由が無いのだ。 右上は付いてた卵。 ♂が1匹待機していた。 |
2本目。 南部の典型的環境 比較的多くの個体が生息する環境。林に囲まれ、小滝が連続する。 南部はいわゆる流水性の環境の沢に多く生息する。 繁殖環境は流水でも、ヒダやブチのような流量の多い通水の良い場所では無く、あくまでも緩い淵のプール内、及び出口の石の下に産卵する。水温12度。 |
上の沢で確認した成体と卵 この沢では30個体ほどを確認。本流には産卵体制が整った個体が集まり、細い流れ込みに仕上がり80%です。みたいな個体が潜んでいるようだった。 |
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3本目の沢 この場所の上流部は傾斜があり、流量が多い。(魚がいる) 流れがフラットになった場所にのみ個体と産卵が確認できる。 右画像 卵のサイズは確認した沢で最も小さい。卵数も最少の4個。 若い成体が産卵したものと思われるが、南部の渓流型は北部と比べ小型の傾向があるようだ。 |
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3本目の沢 左、卵と待機個体 右、渓流の周縁部で多数見られる幼体。 |
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南部個体の典型的♀ | 南部個体の典型的♂ |
南部個体群の典型的雌雄 ♀は黄色やオレンジが強く、尾は黒く無い。 ♂は紫系で尾は黒い。 しかし♂でも黄色い個体も見かけたし、非繁殖期では色彩は薄れるので確実な判別では無い。 |
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4本目 南部生息地だが、20年前も凄く不思議に感じた沢。 流水性サンショウウオを見慣れた人で、この環境に生息していると思うだろうか? 水の流れがあまり無く、ハヤ等の魚が生息している。 上島では、大型で止水性タイプのような個体群がいるようだが、この場所も大型で止水環境に近い雰囲気を有している。20年前の記憶だけで、詳細地図も持ってないので記憶頼りで探したが、20年間ほとんど変化の無い対馬だから辿り着けたかな。 |
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棲息個体 20年前の私はこの場所の個体を見て、オオイタサンショウウオに似てるなぁ〜と思った。 今回見れた個体は産卵期が終わってまだ滞在している個体(要するに遅れてやってきた若輩個体)の為か、記憶にある大きさと比べると大分小さい。2個体とも♂だが、上に記した南部個体の典型♂と比較してほしい。体色は薄い黄褐色で尾が黒く無いのだ。 |
南部個体群の多くは、これからが産卵のピークを迎える時期だったが、この場所では既に孵化が始まっている。20年前もこの場所は南部より一か月程早かった記憶がある。 不変の島「対馬」。次はいつ行くか分からないけれど、20年変わらないって良くも悪くも凄い島だ。 生息数の多い、山の林道を調査出来なかったけど、総数で70匹以上を確認できた。 |
オマケの対馬厳原町
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対馬の中心地「厳原」 建物、街並み、20年前の記憶と違いを探すのが難しい程、変わってない。一か所だけ韓国人観光客むけのビルが建っているのには気が付いた。テナントのモスバーガーも店員は韓国人じゃないかな?まぁ年間15万人の韓国人旅行者が来るんだから、現地人(3万人)よりも見かけるわな。昔から標識もハングルが書いてあったけど、ホテルなど韓国資本もだいぶ入っているらしい。韓国人無しで生計が成り立たないのも対馬の現状か。対馬まで東京から飛行機で約3時間、往復8万円也。釜山からフェリーで1時間半、往復1万円だったかな?日本人が行く訳が無いわな。 |
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韓国からの観光客が多い中心地に、これ見よがしに置き看板も如何なものかと思うけど、よく見ると蹴り跡やらで、汚れてボッコになっている。。近年嫌韓ムードが濃厚だけど、いがみ合っても良い事なんて無いんだけどなぁ。遺伝子が近親憎悪させるのか?種の多様性? |
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スーパーの横にあったヤマネコ看板。 たまたまなのか?無事故記録70日って短くね? |
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今年は何となく、カエルが見たい病に罹った。 子供を連れて、ぶらり千葉へ。 場所の選定間違えたな・・・。たぶん農薬が凄い。 ザリガニもなんか変形してたり、やたら柔らかい。 カエルはトウキョウダルマが見たかったんだけど、アマガエルしかいない。 まぁ天気良かったから...。 。 |
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アマガエルはやらせ画像だけど、大量にいる。 右は2匹だけ見れたシュレーゲル。 |
カエル見たい病が続いてる。 5月も終わりに近いから、モリアオ来てないかなぁーという訳で横沢入りへ。 モリアオ、シュレーゲル、トウキョウダルマ、アカガエルとまぁまぁ見れたかな。 トウキョウダルマはもっと個体数を見たかったけど、ここでは割とレアらしい。 何となくこれでカエル見たい病は治ったようだ。 |
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モリアオ♂ | 一個だけあった卵 |
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シュレーゲル | アカガエル |
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イモリも多かったなぁ | ミズカマ。これも少ないみたい。 |
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トウキョウの卵、まだ未ハッチのあるんだね | トウキョウサンショウウオ幼生 |
ツクバハコネサンショウウオを見に行く。 記載者の吉川氏に案内して頂き、東亜の有尾を研究している西川氏、佐久間氏、私の4人で調査開始。 通常は地図上から、色々な要素を加味して生息地を探すけど、今回は人の現場なので、お気楽ムード。 せめて環境をよく見させて頂きまーす。 人の(特に研究で使用している)現場なので環境の詳細は省く。 |
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ツクバハコネの幼生 噂には聞いてた太短い体型と短い尾が特徴的。 なんでこのような体型なのかを現場で考える事が重要だ。 |
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亜成体 ハコネと同様に、まだ若い個体は沢沿いに棲息している。 成体より、少し小さいだけのサイズだが、頭が小さくバランスが成体と異なる。 |
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繁殖に使用する湧水口にいた成体 爪の無い状態が、ある程度の期間ありそうな感じだけど、いた場所が何となく腑に落ちない。 相変わらずハコネ属はよく分からん。 |
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